おいしいもの 地味に複雑なやつら

ここ最近、大阪に行くたびに喜八洲総本舗のみたらし団子を食べてる。めちゃくちゃ美味しいのよ。

 

どう美味しいかと言うと、

・焼き立て

・さくっふわっもちっな食感

・ちょうど良いコゲの苦味

・甘さ控えめのみたらしあん

・団子が小さめの俵形で食べやすく、あんがしっかりからむ

 

さいこーです。

サイズ感、苦味、甘み、食感のバランスが、すばらしくよい。はー。さいこう。あんを美味しく食べるためのコゲと団子ってかんじです。

 

あまじょっぱいってだけである程度複雑な味付けではあるんだけど、そこにコゲの苦味と、歯切れの良い食感が加わって、複雑さが一階層あがっているかんじがする。

 

家族に「だんごシリーズ」と呼ばれている私と妹の写真がある。人生で初めてお団子屋さんで団子を買って食べ、口のまわりをみたらしあんや醤油でべったべたにしてる写真。いかにもこどもらしい写真。思えばこれが「おだんごはおいしい」という原体験だったな。

 

おなじく大阪にとっても美味しいコーヒースタンドがある。こちらのコーヒーも、酸味と華やかさと苦味がいい感じの複雑さでやってくるお味なのです。

 

一般的にいわれる美味しさは、濃厚、どっしり、とろとろ、まろやか、みたいな感じが多いけど、濃ゆい分すぐ飽きちゃうのよね。

 

軽くて複雑なのが、いちばん面白いです。

 

おいしいはおもしろい。